労働者の適切な雇用を守るために労働基準法がある

適正な雇用管理

タイムカードによる勤怠管理

time 2023/03/06

タイムカードによる勤怠管理

従業員の日々の勤務時間を正しく記録するための勤怠管理法としてはタイムカードの利用が確実です。タイムカードとは、出勤時間と退勤時間の2回、小型の機械に挿入することで従業員ごとの勤務時間を記録できる用紙のことです。タイムカードは専用の用紙を挿入することで当日の現在時刻を打刻するため、手書きや手入力による本人申告より確実に正しい勤務時間を計算することが可能です。特に時間給で雇用される従業員である場合は適正な給与計算を行うために最適な材料となりますので、雇用主にとっても、従業員にとっても公平で安全な勤怠管理法と言えるでしょう。

タイムカードの機械は用紙をさし込むことで現在時刻を打刻するだけのシンプルなつくりであり、記録できる時刻は出勤時間と退勤時間の2回である場合がほとんどです。パートタイマーなど勤務時間中に休憩を取らない従業員である場合はこの二つの時刻によって給与計算が可能ですが、フルタイム勤務の労働者においては休憩時間を取りますので、退勤時間から出勤時間と休憩時間を引いた時間に給与を支払うことになります。休憩時間は拘束時間が6時間を超える場合には45分以上与えなくてはならないと労働基準法にも定められていますので、雇用主は法に従う義務があります。タイムカードには休憩の開始と終了を記録できない場合がほとんどですので、休憩した時間を空いたスペースに書き入れ、担当者が確認印を押印するなどして管理すると良いでしょう。

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