2023/04/06
紙のタイムカードとそれを使用するタイムレコーダーは、長らく日本だけでなく全世界の企業で勤怠管理のツールとして使われてきました。現在の日本でも使用しているところはかなり多くあるようです。これは、紙のタイムカードが導入が簡単、しかも使い方も分かりやすくどんな社員でもすぐに使えるといったメリットが大きかったと言えるでしょう。しかし現在、この紙のタイムカードを使った勤怠管理の仕組みは徐々に置き換わりつつあります。
何に置き換わりつつあるかというと、インターネットに接続し勤怠管理システムと連動するタイプのタイムレコーダーです。これには大きな理由があります。それは、紙のタイムカードが抱える問題点を解決してくれるからです。まず、紙による管理は確かに簡単で、しかもカードをみればすぐに状況が分かるという利点があります。
しかしこれは同時に問題点でもあるのです。というのも、勤怠管理や給与計算のために実際の時間を集計しようと思うと、パソコンなどで打刻情報を再入力する必要があるからです。これは少人数であれば大きな手間ではありませんが、人数が増えたり、遠隔地の拠点が増えたりすると格段に手間が増えてきてしまいます。また同時に、入力の手間が増えるとミスの可能性も増えてしまいます。
給与計算でミスが出てしまうと従業員の信頼を失うので、これは重要な問題と言えるでしょう。一方クラウド型のシステムと連携したタイムレコーダーでは、打刻と同時にインターネットを通じてその情報が格納され、集計されます。これによりリアルタイムな勤怠管理を実現し、集計の手間が大きく減るのです。こういったシステムは、これからも紙のタイムカードに替わって広まっていくことでしょう。